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7月12日、「おいしいローカル」のキックオフイベントが行われました。

2023.09.19

新しい食の価値を生み出す「おいしいローカル」キックオフ

地元の食材や文化を活かし、人々が食を通じて繋がる場を提供することで、新しい食の価値を生み出す「おいしいローカル」プロジェクト。 7月12日、藤井寺ベッカフィーコカフェ2Fにて、まなリンク協議会主催による、当プロジェクトのキックオフイベント 「おいしいセッション」が行われました。 今回の会場にもなったベッカフィーコさんは、南河内の色と農と密接に繋がってきた、藤井寺のレストラン。 シェフの藤井さんは、堺市・原野牧場(大阪ウメビーフ)、松原市・河谷ファーム(米・野菜・果物/農園体験)、羽曳野市・葡萄園たちばなや(シャインマスカット)など、地産地消をベースに、その中でも優れた素材を日々厳選されています。

 

キックオフイベント 「おいしいセッション」

日時:
2023年7月12日(水)
14:00-16:00

会場:
ベッカフィーコカフェ
藤井寺市藤井寺1丁目2−8
近鉄南大阪線「藤井寺駅」4番出口より徒歩2分

リアル会場 + オンラインzoom(ハイブリッド開催)
主催:まなリンク協議会

当日の顔ぶれとその様子を。

▼参加パネリスト
・まなリンク協議会 会長 西村剛
・どっこいしょ
・ツタワルフードサークル
・一般社団法人ハレマチフジイデラ 吉岡香奈

当日の顔ぶれとその様子

▼参加パネリスト ・まなリンク協議会 会長 西村剛 ・どっこいしょ(80831) 藤原亮介 ・ツタワルフードサークル 箱崎好徳 ・一般社団法人ハレマチフジイデラ 吉岡香奈

●まなリンク協議会 会長 西村剛さん

まなリンク協議会は藤井寺市のまちづくり団体です。人と人や、まちの資源とをつなげて色々な人が交流し、まちの魅力を発信する活動や機会をつくっています。まちづくりは限られた一部の人に与えられた特権ではなく、1歩前に踏み出せば、だれでも参加できるものと考え、その魅力を飲食事業者の方々と共有できる場を作りたいです。

●どっこいしょ80831(ヤオヤサイ)藤原亮介さん

元大阪府庁勤務という経歴をもち、生産者さんたちと深いつながりを保ち続けてきた藤原さん。2022年から「30年後に子どもの笑顔があふれるまちにするため」地産地消×オーガニックの農産物の宅配・移動販売として「どっこいしょ 80831」をスタートアップされました。

人間のカラダは食べ物でできている。⽣産者と消費者をつなぐ、畑と⾷卓をつなぐ、市⺠と事業者をつなぐ。そんな思いから、安心・安全な食のデリバリー、農業体験や個人向け宅配、移動販売など、多岐にわたる「つながり」に挑戦されています。

●ツタワルフードサークル 箱崎好徳さん

食とのつながりより人とつながりの「サークル(循環)」を大事にしたい。大手デリバリー事業者ではフォローしきれない、地域密着のキメ細やかなサービス、IT世代ではないご高齢者にもやさしいメニューブックを作成するなど、常にカスタマーに寄り添ったフレキシビリティの高いサービスを展開されています。

デリバリーサービスにつきもののゴミ問題についても、できるだけ廃棄をなくし、包材・加工メーカーさんと一緒に協力して包材の再利用を模索、たとえばバイオマスプラスチック(生物由来の資源)の活用など、日々の工夫・開発などサスティナブル活動はもちろん、とくに人的なつながり、それにより循環するサークルを意識した事業展開を行っている。

 

●一般社団法人ハレマチフジイデラ 吉岡香奈さん

2016年に藤井寺ラッピングプロモーションとして活動を開始し、2020年に法人化。年に一度開催されるハレマチビヨリは藤井寺市でも人気のマルシェイベント。クラフトコーラをはじめ、フジ子の乳ボーロなど、多様な飲食開発などを行う。「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」バーチャル相談会なども企画。

●一般社団法人ところと 清水禎さん

2021年発足。ウェブサイト「ところと」を通じて、藤井寺市周辺の空き家活用や、まちづくり、プロジェクトの企画などを行ってきました。今回「おいしいローカル」プロジェクトにも、ウェブサイトやSNS媒体での告知を中心に関わっていきます。

▼ディスカッションからの抜粋

物価上昇により逆に適正価格が見えてくる。(藤原さん)
値上がりの原因は実は化学肥料が中心であり、有機肥料への影響はむしろ少ない。あわせて消費者の食物に関する意識が上がってきていることにより、商品価格が適性に判断されるようになり、ビジネスチャンスは以前より拡大していると感じる。

ニーズの多様化(箱崎さん)
ワンオーナーの飲食店のデリバリースタッフ不足の課題や、利用者さんから飲食店に求められるニーズを届けることが可能になった。
大手デリバリー企業が実現できない、目に見えにくい個々のニーズを顕在化でき、飲食店と利用者さん間の、デリバリー以外のコミュニケーションも代替できる可能性があると感じている。利用者さんにニーズが存在する以上、できる限り対応していきたい。

ハレマチフジイデラは共創の感覚(吉岡さん)
まずはパートナーのためになること、を第一に、提案や企画を一方的に進めるのではなく、いつもパートナーさんと「一緒にやってる」感を大切にしている。ハレマチフジイデラは大前提として、事業者さんのために運営されている団体であり、そこをふまえながらプロジェクトに取り組んでいる。

自社配達だからできるフィードバック(箱崎さん)
利用者さんにニーズが存在する以上、飲食のデリバリーに限らず、できる限り対応していきたい。
対応のきめ細かさ、そこからまた新たなつながりを創造するサイクルを形成したい。

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